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電気工事士の履歴書と職務経歴書の書き方を徹底解説

電気工事士に限りませんが、企業の求人に応募する際には履歴書と職務経歴書を書かなければなりません。そこでこの文章では、履歴書と職務経歴書をどう書けばよいかについて解説します。また、面接における心得についても併せて解説しますので、求人に応募する際はぜひ参考にしてください。

1 電気工事士の履歴書の書き方

"履歴書は選考担当者が応募者の基本的な情報について網羅的に把握するための書類です。かつてはJIS規格に準じたフォーマットが存在し、多くの企業もそのフォーマットに従った履歴書の提出を求めていました。市販されている履歴書もこのJIS規格に従ったものです。2020年にJIS規格から履歴書に関するフォーマットが削除され、企業側も新しいフォーマットを用意するようになりました。また、Webサイト上で履歴書のPDFファイルを生成するサービスも登場しています。以下では履歴書の書き方に関する様々なトピックについて解説します。

1-1 手書きとパソコンのどちらで書くべきか?

履歴書の作り方は、大きく分けて手書きとパソコンの2種類があります。どちらが良いかについては企業によって異なりますので、応募する企業に合わせて用意するのが良いでしょう。ただし、昨今ではWebサイトのエントリーフォームやメールなどで応募を受け付ける企業も増えてきているため、どちらかと言えばパソコンで履歴書を作ることが多くなると考えられます。

手書きで作る場合は、黒のボールペンで文字をはっきりと、丁寧に書くようにしましょう。他人が読むものですから、誰が読んでもきちんと内容を把握できなければ意味がありません。また、記入ミスがある場合は修正テープなどでの修正を行うのではなく、最初から書き直すようにしてください。パソコンで作る場合は印刷の際にインクのかすれや滲み、文字化けなどで読めない箇所が無いか、印刷後の仕上がりをしっかりと確認しましょう。

1-2 履歴書に何を書くか

履歴書は、項目を全て埋めることが大前提です。空欄は極力作らないようにしましょう。空欄があった場合、選考担当者にとってはその空欄が記入ミスなのか敢えて書かなかったのかの判断ができないためです。特に、「本人希望欄」などの項目は希望が無い場合空欄にしてしまう人も少なくないため注意しましょう。以下では各項目について何を書くべきかを、注意点を交えながら解説します。

1-2-1 基本情報

履歴書内の日付は西暦、和暦のどちらかで統一してください。履歴書の上部にある日付欄には履歴書を投函、送信する日を記入しましょう。また、年齢に関しては履歴書を提出する時点での年齢を記入します。住所も同様に、履歴書を提出する時点での住所を都道府県から正確に記入してください。電話番号に関しては固定電話の番号を記入するのが基本ですが、固定電話がない場合は携帯電話の番号でもOKです。メールアドレスは携帯キャリアのメールアドレスの場合、迷惑メールフィルタに弾かれてしまう可能性があります。日常的に使用するパソコンのメールアドレスや、フリーメールのアドレスを記入すると良いでしょう。手書きでメールアドレスを記入する際には、「l」と「1」、「0」と「o」などの区別がつきやすい書き方にしてください。

1-2-2 学歴・職歴・資格

学歴は最終学歴の1つ前から記入するのが基本です。大卒の場合は高校から、高卒の場合は中学から記入しましょう。それ以上の記入は冗長になってしまいます。職歴は時系列順に、勤務先の正式名称、就職・退職した日付、業種と従業員数、簡単な業務内容を記入してください。なお、現職について、退職日が決まっている場合は「○月○日退職予定」と、退職予定日を記入しましょう。「最終出勤日」ではなく「退職予定日」なので注意してください。ちなみに履歴書と一緒に職務経歴書を提出する場合は、職歴欄に「職務経歴については別紙を参照してください」とだけ記載する形としてもOKです。資格欄には、電気工事士の資格の他に、運転免許などの資格も取得した日付を含めて正確に書きましょう。資格名は「電工二種」のような略称ではなく、「第二種電気工事士」のように正式名称を記載するようにしてください。

1-2-3 志望動機・趣味・特技・本人希望欄

志望動機は、企業が求めている人材像にどれだけ自分が合致しているかをアピールしたり、企業理念や企業の魅力に共感したことを伝える欄となります。そのため、志望動機欄を記入する際には、事前に企業研究を行い、企業の理念や魅力、求めている人材についての理解を深めましょう。その上で、「自分がこの企業に入りたい理由」を、企業理念や企業が求める人材像に絡めながら説明していきます。また、「この企業に入って何をしたいか、何ができるか」をアピールすることも忘れないようにしましょう。

趣味や特技については、面接で話題になることもあるため、素直に記入しましょう。特筆すべき趣味や特技がない、という人も、余暇の時間にやっていることや他人から褒められたことがあれば、それが趣味や特技となります。逆に、多趣味な人は面接で話題にして欲しいことを絞り込んで書くことをおすすめします。

本人希望欄は、勤務にあたってどうしても譲れない条件を記載することになります。例えば、「親の介護があるため勤務地はできる限り実家の近くにして欲しい」「持病の関係で医師から激しい運動を伴う仕事を控えるよう言われている」といった事柄です。また、退職予定日や勤務を開始できる日、連絡先など、採用担当者と共有しておくべき事柄も書くことができます。特に希望や伝えるべき事柄がない場合は、一言「貴社の規定に従います」と書くのがおすすめです。

2 電気工事士の職務経歴書の書き方

"職務経歴書は、これまでどんな職場でどのような仕事を行い、どのような経験を積んできたのかを詳細に把握するための書類です。履歴書と異なり決まったフォーマットはありませんが、その分相手に伝わりやすい記述を心がける必要があります。以下では職務経歴書に盛り込むと良い内容について紹介します。

2-1 日付と名前

まず、この職務経歴書がいつ提出されたものか、誰が提出したものかを明らかにしなければなりません。よって、日付と名前はしっかりと記入しましょう。履歴書に同封するからと言ってこれを省略してしまうと、何らかの事故で職務経歴書と履歴書がバラバラになってしまった際に識別が困難となってしまいます。なお、読みづらい名前の場合は別途ふりがなを書いておくと良いでしょう。また、職務経歴書内の日付について、年号は西暦か和暦のどちらかに統一することをおすすめします。

2-2 職務経歴

職務経歴書のメインとなる記述内容です。複数回の転職経験がある場合は新しい会社から順に書いていきましょう。また、同じ会社での職歴は入社してから時系列順に記載していくのが基本です。まず、会社の正式名称、事業内容、所在地、従業員数、売上高といった会社の基本情報を記載します。その上で、雇用形態、所属していた部署、勤務内容を記載していきましょう。入社から退社までの間に人事異動や昇進、降格があった場合はその内容も正確に書くことをおすすめします。

2-3 免許・資格

これまでに取得した免許や資格も書いておきましょう。履歴書と同様に、資格の名称は必ず正式名称で記載してください。また、現在取得に向けて勉強中の資格があれば、勉強中であることも含めて記載しておくと良いでしょう。

2-4 自己PR

自分について「どんな強みを持っているのか」「これまでの経歴でどのような経験をし、何のスキルを得たか」「入社した暁には自分の強みやスキルをどのように活かし、どうやって会社に貢献できるか」をアピールする項目です。最初に自分の強みを簡潔に書き、その強みがどのように培われたかをこれまでの職歴に絡めて書きながらスキルや経験について説明し、最後に入社した後のビジョンを語る、という流れで書いていくと良いでしょう。

3 履歴書と職務経歴書は選考のスタートライン

求人の応募にあたって求められる履歴書や職務経歴書といった選考書類は、企業に対して自分という存在を説明すると共に、選考に際して必要となる基本情報を提供する重要な書類です。これらの選考書類をきちんと書いて提出して初めて選考のスタートラインに立つことができます。企業の選考担当者に伝わるように、必要な情報を網羅的かつわかりやすく記入することを心がけましょう。「人に見られること」を意識して書いていくことができれば、自然と相手に伝わりやすい内容の履歴書や職務経歴書を書くことができるようになります。