日本の労働市場は欧米同様にジョブ型を取り入れる企業が増え、多様な働き方の環境が整ってきている。それにともない、転職する人も増え、業界未経験でもチャレンジできる求人を見かけるようになってきた。
1 転職活動の流れ
1-1 転職活動を始める際に考えること
まずは転職の目的が何かを考えましょう。
収入アップ、新しい業界・職種にチャレンジ、現在の職場環境に不満など、いろんな要因があります。
収入アップの場合、同じ業界での転職、違う業界、または役職のステップアップにより転職活動のアプローチはかわります。
新卒の際にいろんな会社の説明会に参加しましたよね?
ですが、想像した通りの会社、業務内容であったと感じている方は少ないのではないでしょうか。
転職する場合も、基本的には説明会や面接をして入社する場合が多いので、職務内容、環境を確認するには面接で質問するか、インターンを実施していれば参加することくらいになります。
後悔しないためにも、業務内容・条件の確認はマストですが、どんな雰囲気か、どんな人が働いているかにも注意を払う必要があります。
職場は人間対人間のコミュニケーションが不可欠ですので・・
未経験の業界・職種にチャレンジする場合、一からのチャレンジになります。
あなたが経験してきたスキルを活かせる部分もあるでしょうが、基本的には学びの姿勢になります。勉強や、教えを乞うことになりますので。その覚悟が必要になります。
資格を取得して働く場合は今の仕事をやりながら勉強をする方が多いと思いますので、毎日の時間管理、計画性が大切です。
現在の環境に不満がある方は、その理由を再度考えてください。
相談できる方がいれば相談してください、最終的には自分で決めることですが、変えられる環境か変えられない環境なのか、それによっても選択肢が違います。
1-2 スケジュール・タイミングを考える
いつまでに転職したいか、を考える。
ただし、スケジュールありきではなく、納得がいく職務内容・条件なのかを第一にしてください。
一般的に半年くらいが目安と言われていますが、景気やポジションの空き状況など外部的な環境も大きな要因となります。
もし、半年後ということならば、業界・職種・条件のリサーチに1~2か月、同時に面接を行い、自分に合う企業を3~4か月くらいでは見つけたいです。
現在の会社での引継ぎに1~2か月を要することを考えればおおよそそのようなスケジュールになります。
2 転職のメリット・デメリット
2-1 転職のメリット
転職のメリットは条件、就業環境、満足感などになります。
条件面はわかりやすいですが、環境、満足感は一時的な場合もありますので難しい判断となります。
要はどのような結果になっても決定した際に後悔しない決め方をしたかが重要です。
つまり転職の理由にかかわってくる部分です、給料を上げたいのか、人間関係をよくしたいのか、環境的にリモートを導入したいのかなど。
世界的な変化が激しい現代において、自分自身の変化を求められる時代です。
自分ではどうにもならない流れがあります、外部環境の変化を機敏にとらえてください。
メリットは自分が満足できているかの判断となるでしょう。
1年前、5年前の自分と今の自分を比較してみたらどうでしょうか、
6割くらい今の方がいいと判断できれば成功と考えていいのではないでしょうか。
2-2 転職のデメリット
2-1の転職のメリットの反対です、転職を決めたときの判断が間違っていたことに繋がります。つまり今の会社が嫌だから、直ぐに環境を変えたい、給料が上がるなど、目の前にある問題を変えるために決めた場合、かつその後に不満が生じたときに失敗だと感じることになります。先ほども書きましたが、外部環境により状況が一変することもあるので、あなたの決定が全ての原因ではありませんが。
だからこそ、決める際には、条件だけでなく働いている人間や、会社のアイデンティティーなど総合的に判断してください。
資格を取得して働く専門職系の職業にチャレンジする方は転職先が合わなくても、再チャレンジしやすいかもしれないですね。
そういった意味ではこのサイトの電気工事士の仕事もそれにあたります。
第一種電気工事士、第二種電気工事士の資格を取得していると、転職候補企業の選択肢は広がります。
3 応募企業の探しかた
応募企業を探すとき、求人サイトであるマイナビ、リクナビや当サイトである電気工事士求人ナビ、などの求人サイトの活用、またダイレクトリクルーティングと言われるスカウト型アプローチ、もしくは専属のコンサルタントをつけ紹介してもらう方法があります。
ある程度、候補企業が固まっている場合は自らのアプローチでもいいかもしれません。
しかし、世の中にはたくさんの企業があり、その分ポジションもあります。
自分では見つけることができない場合もあるので、求人サイト、コンサルタントの利用は価値があります。
詳細の把握は、説明会、面接、インターンになりますが、機会を広げるにはサイト等を活用してください。
専任のコンサルタントを活用するメリットは応募企業の情報を求人サイトより詳しく聞けること、サイト利用のメリットは時間の有効活用、まとめて求人を比較しやすい、ダイレクトリクルーティングはコンサルタントとサイトの中間的なイメージです。
4 まとめ
転職活動は自分の可能性を広めること、新しいチャレンジをすることです。
しかし、選び方、タイミング次第では後悔することになります。
そのために、企業選定の大切さを説明してきました。
あなたに合う企業選びの一助になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。